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本日は建築デーでしたね。
妻の高校の同級生だったK氏とH氏のプレゼンを
色々みせていただきました。
まず、K氏については日建設計のサスティナブル建築を
テーマにした社内コンペのプレゼン結果が、同社の1Fの
ギャラリースペースに展示されていたので閲覧させて
頂きました。
非常に難しいテーマですよね。サスティナブルとは。
近代建築を牽引してきたメタボリズムを提唱していた面々が
第一線をしりぞいて久しくなりますが、私はメタボリズムと
サスティナブルの違いはそうないのではないかと思っています。
永続可能な建築という点では、同一のコンセプトだと。
しかしながら、メタボリズムについては建築を代謝する有機体と
捉えている点でサスティナブルと多少違いがありますね。
私のイメージだとサスティナブルは、代謝、交換可能というより
恒久的に建築と環境を一貫したシステムととらえて、より長く、
より環境に優しくあろうとする建築的スタンスを持っている
のはないかと思います。
K氏のプレゼン内容は、渋谷川の再生というか水路を街に
蘇らせるというものでした。面白いこと考えますね。
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H氏については、本当に面白かったですね。
法政大学のOBのH氏はニューヨークで建築事務所を開設し、
今回は同大学にて凱旋記念公演という形のもので、
公演内容は「アルゴリズム建築」についてでした。
H氏はPROXYという設計集団として建築活動をしているそうです。
いやいやアルゴリズムは面白いですね。
伊東豊雄氏やセシル・バルモンド氏など近年たびたび耳にするように
なったアルゴリズムです。
アルゴリズムを使った建築プロセスを考えるとき個人的には
どこで解析結果と現実との折り合いをつけるのかということですね。
最終的には人的作用によって建築たらしめられると思うのですが、
その曲り角ですね。
直角では現実を仮想の折り合いがうまく付かず、建築家というのは
厳しくなると思います。どこで、どれだけのアールをつけて、
折り合いをつけるのかと。
H氏の講演の中で流動的な解析結果を、建築に反映させるという研究を
されていると。となると突き詰めるとやはり電脳化ではないかと。
攻殻機動隊の見過ぎかもしれないのですが。
建築の恒久的な物質性が流動的になると。
字面だけで考えると、変形建築になると思います。
その変形建築を突き詰めると、建築の消失、そして、身体の消失という
ところに私の頭はいきついています。
公演後H氏と簡単に話をさせてもらったのですが、H氏はそういうことは
考えていないと。あくまで物質としての建築、身体が感じられる建築を
視野に入れていると。
公演後H氏の師事した教授、渡辺真理氏に食事をごちそうしていただきました。
本当に刺激的な夜でした。本当に。

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