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今回は先日21-21デザインサイトで行われていた
吉岡徳仁氏ディレクションによるセカンド・ネイチャー展に
ついて書かせていただきます。
まずはじめに21-21デザインサイトについて感じていることを。
日本で初となるデザインミュージアムとして開館して3月で
2年がたとうとしているのですが、正直に書かせてもらいます。
企画展が面白くないんです。
これ皆さんも感じていることだと思います。
第1回目の深澤氏ディレクションの「チョコレート」。
第2回目の佐藤氏ディレクションの「ウォーター」。
第3回目の三宅氏ディレクションの「21世紀人」。
第4回目の吉岡氏ディレクションの「セカンド・ネイチャー」。
回を重ねるごとに内容が薄くなるというか、興奮させられないと
いうか、刺激が少なくなっている気がします。
安藤氏の建築自体は決して悪くないと思うのです。
デザインを人に伝える場としては、いろいろな刺激を与えてくれる
建築だと感じていますが、建築の内部空間が展示の構成を
つまらなくさせているかとも感じております。
基本的には一室の大空間での展示がメインになっていますからね。
にしても、会場構成は二の次でやはり主役は展示物となると思います。
やはり、展示内容が非常に軽薄に感じております。
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こんなことを書いてからセカンド・ネイチャー展について
書くのは難しいのですが、要はあまり面白くなかったと。
といっても吉岡氏のすごさはすごいまま表現はされていました。
非常に素材を追及し、その素材を最大限にプロダクトに反映し、
デザインプロセスも考慮してデザインを志向している吉岡氏の
デザインイズムを改めて強く感じました。


また、会場構成にもちいられていた長さの異なるポリプロピレン系の紐を
天井から一面につり下げ、雲のような、氷河のような異空間を体験させくれる
会場は、ミラノサローネのMOROSSOの会場でみせたストローの壁を
思わせるものでした。
大量の同一品がデザインコンテンツになりうることを改めて認識させてくれる
とても美しい会場でした。
しかしながら展示品についてはもう少し考慮してもらいたいと感じざるを
えませんね。
話は変わりますが、森アーツセンターも展示内容が急に面白く
なくなりましたよね。どうしてなんでしょうか。
展示内容うんぬんよりも展覧会タイトルで足を運ぶ気をなくし待っています。
どうしたのか心配になっております。
以前は面白い展示が多かった気がするのですが。
21-21デザインサイトもそうならないよう、面白い展示を、刺激的な展示の
追及をしてもらいたいと思います。

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